【局長通信】終刊号『最後の大山ガイド』

皆様、大変ご無沙汰して申し訳ありません!!

今年は厳冬から一転して春のお訪れが早く、桜の開花も全国各地から最早記録を更新する報告が相次ぎ、我が大山桜も3月中には満開となり、小生の記憶の中でも最も早い満開となりました。

さてこうした中、今年1月に「大山詣り」の講演に出向いた、埼玉県行田市の郷土博物館友の会の皆様が「大山詣りに行くのでガイドして欲しい」という直々のご指名をいただきましたので、病体に鞭打ち最後のガイドを行いましたので報告します。

 

 好天が続いた3月下旬ですが、友の会の一行36名様がお見えになった3月23日だけは、「雨降山」の神様が歓迎しているような、冷たい雨が降り続く生憎の天候でしたが、到着したバスの中で歓迎のご挨拶と大山の概要について解説して元気に出発!!

心配されたご年配の方も無事にコマ参道を踏破して「大山ケーブル駅」に全員到着。

途中雨と水曜日が重なりチョッピリ寂しいコマ参道でしたが、古くは江戸時代から続く宿坊の変わらぬ佇まいに興味深々の様子でした。

まずケーブルカーで阿夫利神社下社へ上がりました。人間の煩悩と同じ108段の石段を登りきり拝殿に到着。

丁度10年前にフランスからお越しのミシュラン社の編集長をご案内した時と同じ様に雨雲に遮られ全く眺望が効きません。それでも晴れていれば2つ星の絶景が広がると案内板を使ってアピールしました。

帰路、大山寺へも立ち寄り本尊「不動明王」が果たした多大な功績などにも触れた後、ケーブル駅でガイドを了しました。

今回は天候には恵まれませんでしたが、大山の歴史に触れるのであれば静かな雨の大山も一興があります。皆様も新緑の雨の大山へも是非お出かけ下さい。

さて、平成30年以来足掛け5年に渡り、伊勢原の魅力を皆様にお伝えすべく拙い文章と下手な写真でお届けして参りました「局長通信」でしたが、本年3月末を持ちまして病気療養のため事務局長を辞することとなり、今回号を持ちまして終刊とさせていただきます。

長い間のご愛読誠にありがとうございました。 

今後も伊勢原市観光協会のホームページをご愛顧いただき、四季折々の魅力溢れる伊勢原へ是非お越しください。