【局長通信】『大山紅葉情報2022第二報 今、見頃です!』
一年中で一番多くのお客様をお迎えする「紅葉のライトアップ」が先週土曜日から始まりました。一般公開に先駆けて公開前日の金曜日には報道機関向けの内覧会を開催したところ、今年は珍しくテレビクルーが3隊も入り、動画をたっぷりと撮影していました。
この内1隊は地上波の在京キー局の夕方のニュース番組で、撮影した映像は早速季節の話題として18時前のゴールデンタイムに、全国に大山寺の紅葉のトンネルの映像が紹介されました。
もう1隊も同じ局ながら別のニュースの素材として撮影していたようで、このクルーは翌土曜日にも取材に来訪され、結局月曜日朝のニュース番組の中で「こんな場所にも外国人というタイトルで、大山を訪れた外国人にインタビューして、紅葉の名所が数多あるなかで、何故大山へ来たのか?を聞いていました。特にインド人の若い女性グループは、私共で作成し小田急全駅に掲出したポスターが行動動機になったそうです。ありがとうございます。
このようなテレビ放映の反響は大きく案内所にも「テレビの場所へ行きたい」というお客様が多くお見えです。そこで、夜来の雨が上がった昨日の昼前、大山寺への所要のついでに、大山寺と阿夫利神社下社の様子を撮影して参りましたので、大山紅葉情報第二弾としてリポートします。
大山寺の階段上から紅葉のトンネルを見下ろします。紅葉の赤は燃えるように最盛期を迎えていますが、周りのイチョウの黄色は追いついていません。
冷たい雨が上がって、江の島から鎌倉まで湘南海岸がはっきりと確認できます。
雨が上がるのを待ちかねた人々が思い思いのポーズを取ります。
石段を下り、途中に鎮座されます石仏「薬師如来像」を取り込んで撮ってみました。
このモミジは今から約100年前大正天皇の即位を記念して、地元大山の青年団が京都の神護寺から苗木を持ち帰り植樹されたそうです。
このため品種が園芸種の「大杯」(おおさかずき)という種類で、一般のモミジに比べ葉が大きく紅葉も鮮やかになるそうです。
日本経済新聞社が今秋選定した『秋に包まれる紅葉のトンネル、専門家が選ぶベスト10』で、この大山寺は香嵐渓や奥入瀬、また神宮外苑などの全国の名所と肩を並べて堂々第9位に選定されました。
パチパチ!!
「石灯篭と紅葉が神秘的な雰囲気を醸し出す」と寸評にありました。
阿夫利神社下社まで上がって来ました。
未だ曇り空ながら久しぶりの雨に洗われた木々の輝きと、それに続く相模平野の街々と江の島の島影まできれいに見渡せます。
階段横のモミジの紅葉は例年早く、今年ももう色あせて来ました。
下社の右手の登拝門前広場の様子です。
ここでは木による紅葉の差が激しく、すっかり葉を落としたモミジもあれば、今を盛りと赤く燃えるモミジもあり、観る方の感性によって思い思いに楽しむことができます。
登拝門前広場を反対側から眺めます。
天候が急激に回復して青空が拡がり陽光が差し込んで来ました。
紅葉の赤が日光に映えて綺麗です。
下社鳥居横からケーブル阿夫利神社駅上部の山を俯瞰して見ました。
自然の落葉樹の紅葉は正に最盛期を迎えていました。
下社階段上から参集殿前広場を臨みます。
参集殿はライトアップ期間中だけ七沢にあるラーメン店「ZUNDBAR」が、あの有名店「阿夫利」を臨時出店させており、ゆず塩ラーメンなどのオリジナルメニューが楽しめますが、山上なので値段は高めです。
ルーメソでお馴染みの茶店さくらや作の落ち葉アートです。
例年は♡ハートマークですが、今年は頑張って四つ葉のクローバーのようです。
来年はバンクシー顔負けの作品を期待しています。
これも観光写真等でお馴染みの下社階段下の2本の山モミジの様子です。
下から見上げると未だ緑の葉も見受けられますが、今週中には紅葉が進み、落ち葉の雨を降らせるようになるでしょう。
例年のことながら、紅葉の見頃を予測するのは大変難しい作業です。
夏場の高熱と秋の急激な冷え込みが紅葉を鮮やかにすると言われますが、夏場に台風が襲来すると塩害で葉が縮んだりします。
そういった意味からもレポートしたとおり、今年の紅葉は当たり年と言えると思います。
ただ、日曜日や祝日に雨に降られるなど天候は今一ですが、正に見頃を迎えている今、是非「紅葉狩り」にお出かけ下さい。