【局長通信】大山紅葉情報2022 第一弾
11月に入りました。ぼやぼやしていたら今年も残り少なくなって参りました。何かに急かれるように矢継ぎ早の投稿です。
最近は、日光を始め「見頃を迎えた紅葉の情報」がテレビや新聞で賑やかに報じられるようになって来ました。これに釣られるように大山の紅葉の様子をお尋ねになる電話が一気に増加して参りました。
そこで、絶好の天候に恵まれた昨日、大山山頂まで行く某テレビ局の撮影のガイド依頼を受けていたことをこれ幸いに、大山の木々の様子を撮影して参りましたので、2022年度の紅葉情報の第一弾として報告します。
大山ケーブルバス停付近です。素晴らしい快晴の下、ちょこっと紅い葉っぱもありますが、木々の緑は瑞々しく陽光に煌めいています。
平日にもかかわらずこの付近にある駐車場は朝早くから満車となっています。
但し、TVロケ隊の到着は予定の1時間半遅れの11時半となりました。
延着のロケ隊を急き立ててコマ参道を大急ぎで駆け上がり、ケーブル駅まで上がって来ました。
標高は400mほどになりますが、ここでも背後の木々の緑は鮮やかです。
ロケ隊を乗せた臨時ケーブルカーは大山寺駅を通過して終点阿夫利神社駅まで上がって来ました。
標高700mまで来ると流石に広葉樹は色づき始めたものも見受けられます。
下社の茶屋前広場にある小モミジは、今回の紅葉調査の中で唯一紅葉していました。
TVロケ隊のSさんやKさん女優さん達(ロケ番組名及び出演者氏名は後日発表します)も興味津々です。
紅葉の名所、下社の大階段両脇のモミジは日当たりの良い上部の先端から赤くなり始めています。
全体が色づくにはもう少し時間がかかりそうです。
こちらもライトアップの舞台となる登拝門前の様子です。こちらも少し赤るんだ程度で紅葉を楽しむ域には達していません。
時間の押しているロケ隊は、ミシュラン2つ星の眺望もスルーして山頂へ歩みを進めます。
さすが若さを誇る女優さん達は、本坂の石ころだらけの急登も物ともせず順調に16丁目まで上がって来ました。
こちらで小休止の間に色づく広葉樹を写真に納めましたが、安いスマホのカメラでは判然としません。
江戸時代の浮世絵にも描かれている富士山眺望の名所、21丁目富士見台につきました。
快晴のトワイライトタイムを迎え蔭富士が絶景です。
標高1000mを超えると広葉樹ははっきりと色づき始めており、紅葉前線が確認できました。
下社から2時間を要し、14時半にやっと山頂に到着しました。
ロケ隊もさすがに山頂直下で大分バテました、何とか全員が無事登頂できました。
山頂の広葉樹の紅葉は始まっていましたが、下社の園芸種と違い真っ赤になる事なく、静かに色を纏っていくようです。
紅葉はこれからが本番ですが、朝晩の冷え込みが紅葉前線の進行を左右しますが、大山はやはり11月中旬以降が見頃を迎えるようです。
山頂で約1時間の収録を終えたロケ隊を引率して、本坂を引き返さずに沈む夕日と競争しながらヤビツ峠へ向かいました。
女優さん達は夕日の木漏れ日がお気に召したようで、何枚もシャッターを切り立ち止まり冷や冷やしましたが、日没直前のヤビツ峠に16時45分に無事到着し、何とか任務を遂行出来ました。疲れた~!!