【局長通信】大山山頂の整備が終わりました

愛読者の皆様‼、大変ご無沙汰しております。初夏の比々多ツアーの様子をお届けしてから3か月のブランクが生じてしまいました。

この間、私事で大変恐縮ですが、ちょっとした病に罹りまして治療に時間を取られてしまいました。まだ寛解とは行きませんが「死ぬまで長生き」のモットーで頑張ります!

そんな中、長年の懸案であった『大山山頂の整備事業』が終わったという情報を得ましたので、山頂まではるばると神奈川新聞の自称丹沢大山担当の最上記者を伴って、様子を見に行って参りましたので報告します。

当日は曇天の土曜日でしたが天気予報も安定しており、朝早くから多くの登山客の皆様が山頂を目指して登拝門をくぐり本坂の歩みを進めておりました。

この道中で、山頂の茶屋へ飲み物や食材などの物資を、自らの休日を利用してボランティアで運び上げるという伝説の歩荷「北樋口さん」に遭遇しました。

今回は缶ビールのケース4箱に段ボール箱等を加えた総重量70Kg超え、背負子の高さは優に背丈を超えています。

そんな荷物を石ころだらけの本坂で、まるでベイスターズの山崎投手のような大きな気合いをかけながら、3時間かけて文字通り這い上がります。

その姿の身体能力と精神力の高さに改めて驚嘆いたしました。

 

無謀にも最上記者がこの重量にチャレンジしました。

16丁目のベンチを使って何とか立ち上がりましたが、重さに応えて一歩も歩めませんでした。

下社から2時間かかって山頂に到着しました。

私の体調を案じていただいていた山頂茶屋の石井さんに元気に挨拶できました。

私事はさておき山頂の様子です。

石尊本社前には崇敬者の朱色の名前が鮮やかな玉垣が新たに整備され、関東大震災前の大山詣り最盛期の頃の姿が蘇りました。

雨が降ると大きな水たまりが出現し、その中に廃材製のベンチがまばらに置かれていた山頂広場も、排水工事と擬木製のテーブル、ベンチの設置がきれいに行われ、面目を一心しました。

多くの登山客の皆様が登山の疲れを癒して寛いでいられました。

帰路、ヤビツ峠へ下るイタツミ尾根の途中から秦野方面を臨みました。

今年開通した新東名高速が見えます。この道路のおかげで戸川公園などの秦野市の西部地区がぐっと近くなりました。

なお、皆様お待ちかねの紅葉は未だ始まっていませんでした。